ヘッドセットとマイクが長持ち?正しい付け方とマイクの位置

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ヘッドセットとマイクが長持ち?正しい付け方とマイクの位置

正しい付け方

ヘッドセットを長く使う秘訣がある?

ヘッドセットとは「聞く」と「話す」の両方ができる、いわゆるヘッドホン(イヤホン)とマイクが合体したものです。
ではヘッドセットの正しい使い方、あなたはご存知ですか。

ただなんとなく使っているだけでは「相手にしっかり声が聞こえていなかったり」「ヘッドセットが長持ちしなかったり」とさまざまな問題につながる可能性があります。

今回はそんなヘッドセットの「使い方」にスポットを当て「ヘッドセットの構造」「ヘッドセットの取扱い」「マイクの位置」「マイクのスポンジ」などヘッドセット本体についてのお話をしていきたいと思います。

ヘッドセットの構造~各部分の名称~

まずはヘッドセットの構造について簡単にお話します。
ヘッドセットの型はさまざまありますが、その中でもオーソドックスとされる「オーバーヘッド型」で各部分の名称を見てみましょう。

  1. スピーカー
    通話している相手の声が聞こえます。
  2. ヘッドバンド
    ヘッドセットを安定させる箇所です。オーバーヘッド型の特徴でもあります。調整も可能。あまり締め付けず軽く乗っているぐらいが好ましい。
  3. マイクブームアーム
    スピーカーからマイク部分につながる箇所です。マイクのポジションを決めるときに使います。
  4. マイク(マイクロフォン)
    いわゆる自分の声を相手に伝える部分です。マイクのまわりにスポンジ(風防)がついています。
「オーバーヘッド型」で各部分の名称

ヘッドセットの正しいつけ方~取り扱い方法~

仕事で使っているヘッドセットの場合、毎日使うだけあって、やはり長持ちしにくい傾向にあります。
ただ同じ毎日という日数を使っていてもほんの少しのことで、ヘッドセットの持ちに差が出てきます。

つまりへッドセットを長持ちさせる秘訣は毎日の使い方に出てくるといっても過言ではありません。
その中でもとくに注目していただきたい点がヘッドセットの「つけはずし」です。
では実際に見てみましょう。

・装着

ヘッドセットのつけはずしは両手でスピーカー部分(耳の部分)を持ち行うように心がけましょう。
やってはいけない例として「片手でがばっとヘッドセットをとる」「マイク部分」を持ってはずすことです。

・マイクの位置の調整

マイク位置の調整はマイクにつながっている「マイクブームアーム」をつまんで行いましょう。
マイクを直接つかんでやらないように。

マイクの正しい使い方~マイクの位置~

「マイクの声が小さい」「周りの音を拾ってしまう」ヘッドセット利用者に多い質問です。
さらにヘッドセットの中でも、マイクが長く口もとまで伸びている型の場合、マイクの位置に悩んだことありませんか。

この「マイクの位置」実はけっこう重要な部分なのです。
マイクの正しい位置は

  • 口元と同じ高さ
  • 指一本分(約2cm)口元から離す

マイクが正しい位置でないと声をしっかり拾ってくれないだけではなく、ノイズキャンセリング機能(周囲の雑音を拾わない)がきちんと発揮されない可能性があるからです。

新品ヘッドセットは開封時、マイクのブームアーム部分がまっすぐになっています。
それをそのまま使ってしまう人が大変多く、結果「マイクの声が小さい」という現象が引き起こされるのです。
ヘッドセットのマイクはブームアーム部分を大げさに曲げ、利用するようにしましょう。

※マイクの適切な高さはメーカーにより異なる場合があります。
※ヘッドセットによってはブームアームが曲げられないものもあります。

マイクについているスポンジ~風防の役割~

ヘッドセットのマイクについているスポンジ、何のためについているかご存知でしょうか。
おもな効果は雑音、ノイズを軽減すること。とくに「鼻息や呼吸音」が入らないようにするためのものです。

周囲の騒音を減らし、自分の声をいかにクリアに聞いてもらうかはマイクの課題でもあります。

ただ、技術によってノイズキャンセリングや指向性(特定の範囲の音のみを拾う)といった機能が標準装備されるようになり、ある程度の騒音除去は可能になりました。
けれども一方で、声とともに出る鼻息や呼吸音はノイズキャンセリングや指向性が生きる分、拾ってしまう傾向にあるのです。

そこで登場するのがマイク部分を覆うスポンジ「風防(window screen)」です。

実はテレビの取材で長い棒の先に「ふさふさのもの」がついているのを見たことありませんか。
じつはこのふさふさもマイクについている「風防」の一種なのです。
さらにカラオケのマイクなど丸い部分が金網で覆われたような形をしていますよね。
この金網も「風防」の一種、同じ役割をしているんですよ。

金網も「風防」の一種

こちらのスポンジ、なければ使えないというわけではありませんが、やはりつけることをおすすめします。
というのも風防がない場合ヘッドセットはかなりの鼻息、呼吸の音を拾うからです。
とくに仕事上でヘッドセットのマイクを使うときはあまり良い音ではないので、相手のためにもぜひつけることをおすすめします。

ちなみにスポンジは素材を考えどうしても劣化しやすい傾向にあります。
買い替えの必要も出てきますが100円均一ショップから専門ショップまで幅広い価格帯で買うことができるため、あまりしぶらずに買いたいところですね。

まとめ

  • ヘッドセットは正しい使い方で長持ち
  • ヘッドセットの取り外しは両手で、マイクはブームアームをつかんで調整
  • マイクの位置は口と同じ高さで指一本離す
  • マイクのスポンジは「鼻息、呼吸の音」を防ぐためつけるべき